前の記事で、我が家の長男が乳児湿疹になってしまった話をしました。
今回はその続きで、ステロイドを使いながら治療をしていくお話です。
治療開始(生後4ヶ月)
オーストラリアへ戻ってきて、早速小児科へ行きました。
飲み薬の抗生物質とステロイド外用薬を処方され、以下の指示の通りに薬を与えました。
7日間塗って、3日休むというサイクルでステロイドを使用してと言われました。
なお、ステロイドの強さにはランクがあります。
今回処方されたのは『顔がMild(class I)』『体がModerate (classII)』『頭がpotent(classⅢ)』です。
ステロイドを7日間塗り終わった時点で、湿疹が治った部位もありました。
しかし、ひじや足の湿疹は赤みは引いたものの、肌はゴワゴワした状態で湿疹が残っており、ステロイドをやめても大丈夫なのか不安はありました。
湿疹をこじらせる(生後4ヶ月)
肌の状態から、3日間ステロイドを休むことに不安はあったものの、一方で塗り続けることによる副作用も怖かったので、8日目からは医師の指示通り、ステロイドを中止しました。
すると、みるみるうちに湿疹が増え、全身に広がりました。
顔は、元のように頬が赤くなりました。加えて、目の周りが湿疹で腫れ、口の周りやおでこには鳥肌のような細かいブツブツができてしまいました。とても痛々しかったです。
お腹は一見なんともないのですが、触ると鳥肌のような細かいブツブツが全体に広がっていました。
足と腕は、虫刺されのような痒そうで大きな湿疹があちこちにできており、ふくらはぎや肘はただれていました。
また、痒みが出てきたらしく、足やお腹を掻くようになりました。
痒みから一日中機嫌が悪く、私は家事もままなりません。
湿疹をこじらせる前、夜は8~9時間通しで寝てくれていました。
しかし、湿疹をこじらせてからは痒みのせいで2〜3時間ごとに目が覚めるようになり、私も疲弊してしまいました。
こんな状態だったので、すぐに医師に相談したかったのですが、運悪くこのステロイドを休む3日間は3連休でした。
オーストラリアは日本と違って祝日が少ないのですが、こんな時に限って祝日だったのです。
仕方なく、保湿剤を頻繁に塗るよう心がけて、何とか過ごしました。
そして連休明けの月曜日、朝一で小児科へ連絡したところ、その日のうちに診てもらえることになりました。
医師に湿疹の状態が前より悪くなったと訴えました。
しかし、彼から衝撃の一言。
「前より良くなってきている。大丈夫。」
冗談じゃない!!と思いました。誰がどう見ても悪化しているし、痒くて一日中機嫌が悪いんですけど…
とは言いませんでしたが、痒がっている、悪化したと何とか訴えたところ、肌に細菌がいるか検査をすることになりました。
結果が陽性なら、再度抗生物質を飲む必要があるとのこと。
また、皮膚科の専門医を紹介してくれて、予約をすぐ取れるように計らってくれるとのこと。
先生も内心では、「悪化させてしまった」と思っていたのでは!?
ところで、この肌の検査ですが、日本ならきっとその場でやってくれると思いますが、オーストラリアでは別の場所【Pathology】で検査を行います。
血液検査や検尿等を行ってくれるところです。
そのため、診察の後にPathologyへ移動して、再度待合室で順番を待ちます。ただでさえ面倒ですが、赤ちゃん連れだとなおさらです。
でも、これでとにかく肌の検査もして、皮膚科専門医にも診てもらえるからよかったーと思ったのも束の間、そこで告げられたのは衝撃の治療法でした。
皮膚科へ行った時の話は次の記事で。